口も聞けぬ少女

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  中学の進路相談で先生に言われた   -将来の夢はなんだ?-     将来っていつだろうね。     町では何かに煽られたように人が急いで歩いてる。 それを道端に座って一日中眺めて居ると誰でもない本当の自分になれる気がする。   理緒は道端でボーっとしていると午後になり立上がり歩き出す。 漫画喫茶があったので入って行き適当にサイトを転々として昼寝。   起きた頃には夜の8時だった。     ファミレスで一人ご飯を食べ駅に向かう。       「へい。姉ちゃん」   古臭い言葉で声をかけて来たのはヤクザみたいな親父     「何?売り?」     「うはは!こいつは話が早い!」     「3万だよ」     「こんな可愛い子が3万とは面白い、5万出してやるからついて来い」   ついて行くと適当なホテルに入れられる。    
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