3645人が本棚に入れています
本棚に追加
/430ページ
私は今日の夜､
いろんな友達に
電話やメールをした
もちろん､
明日行くか行かないか
についてだ…
皆の親は
留年したらいけないから
明日は必ず行け
って言ってるらしい…
私の親は…いない…
5年前に
出掛けたきり帰ってこない…
私は明日どうしようか
困っていた…
別に留年とかしても
悲しむ人なんていない…
そう思っていると
友達から電話がかかってきた
【千枝】
「あっちゃんからだ…
(ﾋﾟｯ)はい､もしもし」
【淳子】
「千枝…明日……
行くよね…💦
行かないと…留年とか…」
涙混じりの声だった…
【千枝】
「うん､行くよ!
明日何があるかわからないけど…
一緒にがんばろう」
【淳子】
「ｸﾞｽ…うん,ありがとう」
どっちでもよかった私は
*行く方*を選んだのだ…
これから
あんなことが起こるなんて…
誰も知りはしなかった…
こうして
先生が言ってた
**明日**
になったのだった…
最初のコメントを投稿しよう！