川べり

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      …ゆらゆら   気付けば   もう、見えない   今…どこに   分からない   分からない   まるで 自分の心と   重複しているようで        【川べり】       いくら夜だと言っても、やはり望みより高い気温を保ち続けている真夏の夜     川辺に座って   ポツンと一人 溜め息。     虫達の声がちょっとうるさくて   流れる水につけた素足がしっとり冷たい。     夜なのに、ちょっと明るい 薄藍色の空には 白く煌めく星と月     だけど、そんな綺麗な空は… 今の自分には不釣り合いすぎる…。   すぐに目を逸らして足元の川に目をやった。     ほの暗くて川底が見えないけれど、右足の裏で砂利を触る。   …心地いい     素足には…   片っぽだけ、ビーサン    
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