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思えば3年前のあの時期が、人生の中で最も充実していた気がする。
だから、終わりもここなのだ。
ポケットから鍵を取り出し、鍵穴に差し込む。
よかった、どうやら鍵は変えられていないらしい。
足音を殺し、寝室に忍び込む
天井を見上げると丁度よい感じの梁がある。
踏み台を持ってくると、そこに上り梁に縄をかける。
あくまで今の住人を目覚めさせないように静かにだ。
…私は思い出していた。
3年前のあれは、幽体離脱でもただの夢でもなかった。
あれは、予 ガタン
ギシギシ
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