私が大好きな嘘

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妹「後輩」 後輩「あ、妹!」 騒ぎが少し落ち着いた頃、教室に帰った私はまず後輩に声をかけた 妹「はい、携帯」 後輩「うべぇあー!」 携帯を渡した途端に後輩が泣き出す、女とは…いや人間とは思えない不細工な泣き声 後輩「わわわたっ、わたっ」 妹「いやまず落ち着こう、話はちゃんと聞くから」 後輩「ひっく…私のせいで危ないめにあわせて…」 妹「私が勝手にやった…ってか私がげんい」 後輩「ぁぁぁぁぁ~!」 妹「いやうるさいうるさい、ゴリラみたいな咆哮やめて」 後輩はそれから一時間泣き止まなかった、後輩の泣き声は校内に響き渡った…隣のクラスからの見学者が現れるほど、その泣き声は凄まじかった
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