私が大好きな嘘

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その事件があってから、あの女もワル達も私に手を出さなくなった 文化祭や体育祭、ちょっかいを出すにはピッタリの行事でもなにもしてこなかった そして、時は流れて12月…兄達三年生は受験生として慌ただしい毎日を送っている 妹「兄ー」 兄「どうした妹よ」 妹「今日は私が夕食当番だからなにがいいかなってね」 兄「豚カツが良いな、駅前のスーパーで特売やってたしな」 妹「了解」 兄は生徒会を引退したが、今度は受験で忙しいので夕食は当番制になった、ほんとは毎日私が作っても良かったんだけど… 兄「妹に夕食を作るのは、兄の一番の楽しみなのだ!」 ということなので、当番制に落ち着いた 最近兄の部屋には遅くまで電気が灯っている、受験生だもんね 後輩「妹ー」 妹「どした」 後輩「携帯が無くなった!」 妹「ポケットは?」 後輩「探した!」 妹「あんた今日バックの中に携帯入れてたけど?」 後輩「さがしてない!」 妹「いってらっしゃい」 後輩は相変わらず馬鹿だ
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