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しばらくすると、教室に誰かが入ってきた
"ｶﾞﾗｶﾞﾗ…"
｢…ガガガァ～!!今日からお前たち"野菜苦手バスターズの担任になった!!精力戦隊ガーリックマンだぁ!!｣
"シ～ン…"
あいたたたぁ～！！
ついにあいつ、あの格好で来ちゃったよ！！
しかも、俺達の担任？
嘘だろ!?
すると、後ろの方の席にいた真面目そうな女の子が立ち上がって言った
｢…先生！ふざけないで下さい｡｣
…さっそく言われてるし…
｢…おっ💦俺はふざけてはいない！スーツだとちょっと本気過ぎるし、かといってジャージだとラフ過ぎるし💦悩んだ結果この格好がベストだと判断したんだ💦(あれぇ？入学式だし普通に受け入れてもらえると思ったのになぁ…｡)｣
ーーーーーーーーーーーーーーー
(猿山が予想してた反応)
｢先生！それ格好いいよ!!｣
｢…キャー!!ステキ❤｣
｢入学式だもんな…｡そういう格好がベストだよ、先生！俺も着てくればよかったな…｣
｢先生！俺を仲間にしてください!!お願いします！｣
ーーーーーーーーーーーーーーー
(現実...)
"シ～ン…"
｢……………｡(今の若者はこんなにも心が荒んでしまっているというのか…)｣
馬鹿だろ…あいつ…
その格好が一番不自然だって分からなかったのか…
｢…あ！｣
すると何かを思い立ったかのように猿山は机の引き出しから油性マジックを取りだし、胸に"入学式"と書いた
｢…………｡｣
そして、｢これなら大丈夫かなぁ？｣と言う顔で注意した女子生徒を見た
｢……私は許しませんよ！｣
｢…じゃ…じゃあお金を上げよう…｡はい…｡｣
金で解決かよ…
最悪の担任だ…
｢…ありがとうございます｡｣
｢……………｡｣
こうして猿山は許された
世の中やっぱりお金なのかも知れない…
｢……じゃあ名簿を確認するぞぉ～！！名前を呼ばれたら返事をするように…｣
どうなるんだろう…これから…
｢…ピーマン！｣
"シ～ン…"
｢…ニンジン！｣
"シ～ン…"
｢…タマネギ！｣
"シ～ン…"
｢…スイートコーン!｣
"シ～ン…"
｢……お前らふざけてるのか？｣
｢…………｡｣
ふざけてんのはお前だろ!!
｢…金羅頭!!…お前はブロッコリーだ!!｣
｢………💢｣
勝手に決めんな💢
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