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「…………。」
ふざけんなよ…
つまり、仲間を探してベルトを
"使用中"の状態にするか、俺のベルトに恥ずかしい彫刻が施されるか、どっちかってことだな…
「…おい、ご主人!何かこんな彫刻が施される予定らしいぞ!」
そう言うとハムスターはベルトの取り扱い説明書に描いてあった彫刻のデザインを俺に見せてきた
「…………!!」
はっ!!
恥ずかしいぃ~!!!
なんだこれ!?
今までの彫刻とは恥ずかしさのレベルが違う!
こんなもんが彫られたベルトをつけてこの地球上にいることがまず恥ずかしすぎて無理だ!!
しかも、よりによってなんでこの部分がこんなに丸みを帯びてるんだよ💦
※読書の皆様にお見せできないのが残念です。
「とにかくこんな彫刻はごめんだ!俺は仲間を集めるぞ、ハムスター!!」
「美女を頼みますっ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「…………。」
くそぉ…
一刻も早く仲間を探したいのに…
もう彫刻が1/3くらい完成してきてるからな…
"バタンッ"
「幾男~!!あんた貸してたゲーム返しなさいよ!」
すると、突然俺の部屋に姉貴が入ってきた
「…勝手に入ってくんなよ、姉貴!そしてそれは俺じゃなくて、でき吉だ!」
「…あっ!…え?…ごめんね、でき吉くん💦」
「…い…いえ…」
何年一緒に暮らしてるんだよ…
…ったく…
「…で、姉貴は仲間になってくれそうな人を探してくれたのか?」
「…学食のおばちゃんを誘ってみたけど、ダメだった…。ごめん、幾男…。」
そりゃ、ダメだろうな…
"ガラガラ…"
するとその時、押し入れからノソノソとハムスターが姿を現した
「…ふぁ~!よく寝た…」
俺達の春休みの頑張りにより、ハムスターは現在、俺の膝くらいの大きさになっている
みんな口には出さないが、大きくなったハムスターをちょっと気持ち悪いなぁと感じていた
「…なんだでき吉、来てたのか…」
「…おぅハムスター!調子はどうだ?」
「…あぁ。大きくしてもらったのはありがたいが、前のように女湯を覗けなくなったのが残念だ…」
小さいとき何やってたんだよ、こいつ…
「ハムちゃん。あんまり調子にのってるとミキサーでミンチにするわよ。(前より可愛くなくなっちゃったし、そろそろかな…。)」
「…それは勘弁してくれ、マイコ💦(マイコのやつ、最近なんか冷たいな…。)」
普通の顔で怖いこと言うなよ、姉貴…
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