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「…いやぁ~、それにしてもうちのユイと同じ高校に通われてたなんて驚きました!」
「俺も驚きました!どこかで見たことある女の子だなぁと思って…。そしたら公園さんの娘さんだったなんて…。」
「…きっと"結衣"が私達をまた会わせてくれたんでしょうね。人と人を繋ぎ合わせる…そんな意味を込めて付けた名前ですから…。」
すると、しばらく黙って立っていたユイが公園さんに近付き、手を出して言った
「…連れてきたから。」
「…あっ…すまない。」
公園さんはポケットからサイフを取り出すと五千円札を抜き取り、ユイに渡した
「…諭吉じゃねぇのかよ…チッ…」
ユイはそのまま自分の部屋へと戻っていった
「…………。」
公園さん…
どんな扱いなんだよ…
「少しお待ち下さい。今、妻がお茶を用意しますから。ちょっとタバコを失礼…」
そう言うと公園さんはタバコを取り出し、ペロペロ舐め始めた
"ペロペロッ…フガッ…"
「………。」
そういやぁ、こんな人だっけ…
ーーー
「…お茶とケーキをお持ちしました。」
数分後、公園さんの奥さんが紅茶とイチゴのショートケーキをお盆に乗せて持ってきてくれた
「うわっ!美味しそぉ~!」
居半種はケーキが出されるとすぐに食べ始めた
居半種の奴…
お礼くらい言えよ…
「すいません。俺達のために、ケーキまで…」
すると、奥さんはいきなり動揺し始めた
「…べっ、別に💦あんたのために持ってきた訳じゃないんだからねっ💦落ちてたのを拾って出しただけなんだからぁっ💦」
そういえば奥さんもこんな感じのキャラだったっけ…
「…あはは…どうも…」
しかし、俺が苦笑いした次の瞬間、奥さんがいきなり俺の目の前にあったカップを取り上げ、紅茶を俺にかけた
"バシャッ…"
「…あっ!!あちゃちゃっ!!!何すんだあんた!!」
「幸子(さちこ)!やめてくれ!」
公園さんが必死になだめても奥さんの暴走は止まらず次は俺に差し出したはずのケーキを俺の顔に押し付けた
"ぐちゃっ…"
「…べっ💦別にお礼を言われたからって照れてなんてないんだからねっ💦勘違いしないでよねっ💦もっもしかして欲情してんじゃないでしょうねっ💦💦」
「…う゛っ…やめて…くだ…ふぁい…」
「…ふ、ふんっ💦」
そのまま奥さんは怒って台所に戻っていった
「…あははっ!!地味男ウケる!!」
「…………。」
なんなんだよあの人は💢
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