Ⅰ開幕

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一瞬にして空気が変わった。 先程まで軽かったのが急に重々しくなった。 しかもさっきまで後ろにいた先生が消えた。 「な、なんだ?」 忠士が言った。 みんなは、辺りを見渡した。 真里はあることに気づいた。 それは、先生が消えたが生徒が消えてないこと。 みんなが混乱の中、紙が上から落ちてきた。 どうやら手紙のようだ。 みんなは空を見上げた。しかし飛行機やヘリコプターの音も無ければ姿形もない。 普通に静かな空だ。 雅司は手紙を開け、中の紙を取り出し文章を読み始めた。
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