Ⅰ開幕

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「やー諸君。 いきなり大人達が消えた 事に驚いとるな? 実は大人達を消したのはワシの作った装置なんじゃ。 すごいじゃろ。 諸君らは、反抗期があるはずじゃ。 まあ小学生はまだないと思うが中・高ならあるじゃろ。 それの改善策として装置を作ったんじゃー! 残念ながらこの装置、日本全体までの範囲しかない。 では諸君、この世界を楽しむがよい!」 「研究者 ワイライ」 雅司は手紙を読み終わると手紙を破った。 「信じられねーよ!何が日本全体までの範囲しかないだよ!このワイライってやつイカれてるだろ!」 「確かに」 真里が答えた。 すると愛花がしゃがみこんでしまった。 涙がポツポツと地面に落ちていた。 隼は手紙に対しての怒りを…悲しみを感情には出さずに愛花を慰めた。 「ちっ、ここもか」 俺のほうに声がしたので辺りを見渡した。 すると校門の前に1人の少年が立っていた。
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