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そんな感じで田崎真を分析していると
私の頬に柔らかい何かが触れた。
…?
その方向を見ると…田崎真。
一気に眉間にシワが寄ったのが自分でも分かった。
「何したんだよ」
そう聞くと田崎真はニコッと笑って
「頬にキス」
「…は?」
キスの意味を理解したとたんに顔が熱くなる。
…キスなんて経験したことねぇから!!
そんな私のリアクションを見て満足したのか楽しそうに田崎真は笑った。
「じゃあそろそろ帰ろうっと。じゃあね椿くん」
「殴るぞ」
「はは、ゴメン!」
田崎真はバイバイと軽く私に手を振って階段を下りていった。
何故か私は田崎真の消えた方向を見ていた…。
変な奴だ…田崎真…
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