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「そこっ!何してるんだよ!!」
「えっ…携帯……」
私の頭の線が切れる音がした。
「学校に携帯持ってくるな!!」
「すいません、すいません!!」
怯えた顔で携帯を献上された。
何なんだこの野郎…。
献上するなら持ってくるなっつ―の。
「すごいね―!委員長私なのにすんごい便りになる―!」
「委員長はめんどくさいからな」
「もったいないね―その才能!」
笑顔で私に近寄ってきた彼女は中島桜。
可愛くてモテモテだ。
外見も内面も可愛い。
だが私は内面が残念なやつだ。
「あ、そういや…田崎真って昨日転校してきたの知ってる?かっこいいらしいよ―!」
「男は興味ない。モテとかどうでもいい」
「可愛いのにもったいない―!まぁ行こっ!」
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