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「優里―っ!ごめんね!?」
「何でだ?」
桜が駆け寄るなり謝られて驚く。
「無理やりつれてっちゃって……。後、田崎君が…って優里!?」
「帰る。あと謝らなくていいからな。じゃあな、桜」
「え、ちょ……!」
アイツの噂なんて聞きたくない。
ああいうのは私の苦手なタイプだ。
会いたくないやつだ。
早く帰ろう…
「!?」
「わぁ―こりゃまた偶然!椿さんだ―」
「何でお前が……!」
目の前には何故か少し笑みを浮かべた田崎真がいた……。
待ち伏せか?
「あ―言っとくが私は中身は残念なやつだからな。期待すんなよ」
「大丈夫。してないから。…しかも知ってるよ、君のことは。さっき知ったけどね」
「あ―……さよなら」
帰ろう。
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