真実は一つ

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暗く澱んだ空気。 家中に散らばっているゴミの数。 生活感といえばあるのかもしれないが、到底まともな生活とは言えない。 轟は凄い異臭のせいでハンカチで口元を塞いでいた。 「圭一、君はここに一人で住んでるのかい?」 黙って首を振る圭一。 「圭一、君は知ってるね?自販機の前に現れるキャミソールの女の事を。」 圭一は立ち止まって俯いてしまった。
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