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「…意味が…分からないよ…。」
ハルはイチカに、優しく微笑むと、
「…別れよう…。」
「どうしてそうなるの?」
「…イチカ。」
「ヤダ。」
イチカはガタンと椅子を鳴らし立ち上がった。
「私は、構わないっ!親に反対されようが、縁を切られようがっ!」
イチカの声に、他の客が何事かと視線を集める。
「…ハルの…意気地なしっ!!」
イチカは、そのまま店を飛び出した。
「…イチカっ。」
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