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「あー…反対されてるのか…。」
拓はビールを飲みながら、ため息をついた。
うつむく二人に、
「これは、ハルの問題だから。…アイツも男だ。なんとかするよ。」
「…うん…。」
いつまでもチビハルじゃない。
大切なものは、自分の手で守れる男にきっと…
ガラッ
「ごめんくださいー。」
玄関から聞こえた声に、アヤカは席を立った。
「あっ、龍之介だ。」
紗奈は思い出していた。
祝福されないということ…
もしかして…
結ばれない恋なんじゃないかって事…
そんな不安に…
押しつぶされそうになってしまう事…
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