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「…ただいま…。」
小さいアパートの一室に入り、パチンと電気を点ける。
ハルは周りを見渡した。
「…出掛けてんのか…。」
ハルは自分の部屋に入り、乱暴にドアを閉めた。
すかさず下の階の嫌みなババァから、ドスンと何かで床下をつつかれる音が響く。
ハルは舌打ちをして、ベッドに寝転がった。
きっと今頃、イチカは一家団欒…
そんな事を考える自分の頭を激しく振った。
「ふーっ…何、ひがんでんだよ…俺は…」
ガターンっ
突然の物音に、ハルは驚いてベッドから飛び起きた。
下からはまたまた、すかさず突つきが入った。
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