little 1

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ピピピ…ピピピ…ピピピ… 誰もいない公園で、ハルはまだ鳴っている携帯をベンチに置いた。 ピピピ…ピ… ハルは大きなため息をついた。 「あーあ…あーぁ……あー…ぁ…」 ピリリ…ピリリ… さっきの着信音とは違う音に、ハルは携帯を開いた。 [イチカ] 着信音は鳴り響いていた。 ハルは目を閉じて、頭を上に上げた。 ゆっくり目を開ける。 「…星…見えないな…。」 真っ暗な夜空が、まるでハルの心のようで、 どこまでも、 どこまでも、 果てのない闇が続いているようだった。
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