little 2

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何故か… 聞いてしまった。 黙る洋子の様子に、紗奈は話題を変えようとしたが、 「あっそうじゃなくて…」 『有罪で、実刑判決。』 「え…」 『…六年の服役。』 六年…。 …出てくる…。 『…大丈夫?』 「…え?もちろん。全然っ平気!」 それからしばらくたわいもない会話をしたあと、電話は切られた。 電話を切ったあと、部屋の静けさに驚き、紗奈は慌ててテレビをつけた。 …大丈夫…。 子供じゃあるまいし… お化けが出るわけじゃあるまいし… ガタガタッ! 「わっ!!」 紗奈は突然の音に、肩を縮めた。 「あ…なんだ。…風。」 紗奈はまだ少し、ガタガタ揺れる窓を睨みながら、クッションを抱えてテレビに集中しようと、ソファに腰を下ろした。
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