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「そうなんだけど、今は、人間みたい」
俺の目の前で、起こっていることに、驚きを隠せない。
「えっと、何で?」
「わかんない」
即答だった。
猫にわかるはずないか…あ、今は、人間か。
「ほら起きて」
もう片方を起こそうとしている金髪美少女。
「ん?…きゃあ! 何で、私人間になってるの!?」
驚きたいのは同じか。
「落ち着いて」
「う、う、お姉~」
お姉? あっちの子は金色の子の妹か。
「ところで君たち、名前は?」
名前を昨日、決めないまま寝てしまったが、人間になっているから、名前があるなら聴きたい。
「名前は、ないです。
もしよかったらつけてもらえませんか?」
金色の子が体を前のめりにした瞬間
「んぁ!」
ベッドから転げ落ち、俺の体に密着してきた。
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