第Ⅱ話

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  *  *  * 今日はなんだか、 いつもどおりの一日ではなかったなぁ。 綺麗な夕焼けを横目で捉えながら、 私は一人、岐路についていた。 男の子と二人きりで話したという事自体、 私にはもしかしたら、 初めての経験だったかも知れない。 少しどきどきしたと思う。 緊張したって意味で。 だけど思ったよりも難しいことでも、 息が詰まることでもなかった。 それは、ちょっとした発見。 →
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