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貴久Side
呼ばれるまで時間がかかるだろうと思い込んで
眠りに入る寸前で
放送で呼ばれて目を覚ます
「ここ…?かな…」
少しドキドキしながらも
言われた番号であろう
診察室の扉に手を掛ける
扉を開けると
僕とおんなじぐらいの年齢の
すごく顔がかわいい医者がいて
「どうぞおかけください」
と眩しいぐらいの笑顔で言ってきた
僕は言われた通りに椅子に座った
きっとこのとき
出会ってなければ
あんなに悲しい運命にはならなかったかもしれないね
.
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