2章 不安

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祐也Side あの後 検査結果が届くまで 他の患者さんを診察していたけど なんだか胸騒ぎがしていた 「先生…増田さんの検査結果でました」 「…ありがと」 看護婦に渡されて じっくりと写真と睨めっこする 胸騒ぎが 的中してしまった キミの脳内には 直径3センチの 腫瘍ができていた 「増田さん呼びますか?」 「そうだね、呼んで」 まだ若い彼に なんて説明しようかと考えながらも 椅子に座る この時の俺は まだ医者になって2年ほどしか経ってなかったから まだまだ知識不足だったかもしれない .
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