2章 不安

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祐也Side あれから午前中は終わって午後 午後は病棟担当だからと 病棟に急いで足を運ぶ俺 頭の中には不思議と キミのことしか浮かんでこなくて 真っ先にキミがいる病室に向かった 「失礼します」 病室の扉をノックして いつも以上に緊張しながら扉を開けると 力なく窓の外を見ているキミがいた 「増田くん…?」 「……僕、死ぬの?」 「え…そ、れは…」 「ねぇ、死ぬの?僕死ぬの?」 振り向いたキミの瞳からは たくさんの涙が零れ落ちていて そのとき初めて キミの心は"死"という恐怖でいっぱいなんだと 気付いた .
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