Act1 少女×日常

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──────────────── 『明日の勧誘について』 校門、下駄箱ビラ配り要員……舞華、リオ、霞 部室でのデモンストレーション……楸、円 司会……俺様 ──────────────── ……間違えた、全然細かくない…… アバウト過ぎでしょ、イロイロ……いや諸々?あ、全部か。 とりあえず詳細を聞こう、当事者から。 「ビラ配りはわかるけどさ……デモンストレーションって、何?」 「体育館にある、仮想空間発生装置を使って模擬戦をやってみようかと思ったんだよ」 あぁ、だからデモンストレーションね……模擬戦って書けばわかりやすいのに…… 体育館には、唯一仮想空間が作れる装置が有る。仮想空間っていうのは、いわば夢の中と同じ。傷ついて大怪我を負うことや、死ぬことさえない。 怪我や事故を防ぐために、近年開発された装置だ。 「で、その模擬戦をボクと円でやれと?」 「ああ。円とまともに戦えるの、おまえとリオ、霞くらいだろ?」 「そう……だけどさ……」 めんどくさいなー……てか、円とは戦えるけど、円の能力に対応できるだけで、円とまともに戦うのには力不足なんですけど、ボク……とりあえず反論してみたけど、敢えなく却下。 結局円と模擬戦を行うことになったボクは、落胆の色を隠せないまま帰路に着いた。
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