Act1 少女×日常

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ボクは急いで布団を出て、身支度を始めた。 耳にかかるくらいの茶髪を整え、歯を磨いて、チェック柄のスカートを履きつつ、トーストを焼いて…… (ダメだ、時間が無い!トーストは行きながら食べるしか……) 時間との勝負、ご飯の心配は二の次にしつつ、支度を急ぐ。 「えーっと……必要なモノはカバンに入ってたはずだから……よし、準備完了!!」 いそいそと支度を終えたボクは、トーストをくわえて玄関の扉を勢い良く開け…… ゴン!! 「あだっ!?」 ……ようとしたら、なんかイヤーな音が聞こえたんですけど…… 恐る恐る扉を開けると、オデコにたんこぶを作って倒れてる円が…… 「ま、円!?大丈夫!?」 「楸……私に……構わないで……早く学校に……!」 それだけ言うと、円は力無く 目を閉じた。 「いやいや芝居をしてる場合じゃないんですけど!え、ホントに気絶した? まどっ……円ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 現在、8時00分──── 答.遅刻
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