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ボクは急いで布団を出て、身支度を始めた。
耳にかかるくらいの茶髪を整え、歯を磨いて、チェック柄のスカートを履きつつ、トーストを焼いて……
(ダメだ、時間が無い!トーストは行きながら食べるしか……)
時間との勝負、ご飯の心配は二の次にしつつ、支度を急ぐ。
「えーっと……必要なモノはカバンに入ってたはずだから……よし、準備完了!!」
いそいそと支度を終えたボクは、トーストをくわえて玄関の扉を勢い良く開け……
ゴン!!
「あだっ!?」
……ようとしたら、なんかイヤーな音が聞こえたんですけど……
恐る恐る扉を開けると、オデコにたんこぶを作って倒れてる円が……
「ま、円!?大丈夫!?」
「楸……私に……構わないで……早く学校に……!」
それだけ言うと、円は力無く
目を閉じた。
「いやいや芝居をしてる場合じゃないんですけど!え、ホントに気絶した?
まどっ……円ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
現在、8時00分────
答.遅刻
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