Act1 少女×日常

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クラスに向かう途中、ふと目に学校の校舎図が入った。 ボクの通う旋逢魔法高校は、H型の校舎で、左側の校舎が1、2年生のクラスがある校舎、右側の校舎が3年生のクラスと化学や物理室などがある校舎、真ん中の校舎には購買などがある。 そのほかに、グラウンドや体育館兼魔法練習場が存在している。 因みにボク達のクラスは、H字型の校舎の左側一番奥の3階にある。 3階に上がる階段に差し掛かったとき、真横を何かが通り過ぎた。 「……円、今のなにかわかる?」 「本……みたいだったけど?」 なにかが向かっていった方向を見ていると、そのあとをメガネを掛けた女の子が「私の本が勝手に……」とか言いながら走っていった。 こんな不思議現象も、プラント上では日常茶飯事。 なんせここは、魔法の生まれた場所なのだから────────────
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