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「あ、リオ君、霞ちゃんおはよう」
「……おはよう、中原、園渕」
「…………おはよう」
この物静かな2人は、リオ・ハーツ君と、枝下 霞(シダレ カスミ)ちゃん。
リオ君はカズとは対照的な細身でなめらかな黒髪と緑色の瞳の持ち主。必要以上に話すことはないけど、とてもに感性が良くて、頭のキレる男の子。
霞ちゃんは、リオ君の幼なじみで、寡黙な女の子。腰まである藍色の髪と、右目を常に髪で隠しているのが特徴。なぜ隠しているのかは不明。リオ君いはく、色々と事情があるみたい……
「さてと、みんなそろったな。今日は部活で、新入生募集の打ち合わせやるからみんな残ってくれ」
みんながそろったことを確認したカズが、机に腰掛けながら告げた。
ボク達は、とある部活に所属している。去年ボク達が設立し、部員もボク達だけの小さな部。今日は、新入生入学式のあとに行う勧誘の打ち合わせをするらしい。
「……了解した。場所はいつものところか?」
「ああ、いつもの場所だ。
……おっと、先生が来たみたいだぜ」
ドアの外に、先生と思われる人影が見えたため、急いでボク達は席に着く。
因みに席は、6×6列の窓際から2列目の最後。円は左隣、霞ちゃんが前の席。右隣が舞華で、舞華の前にリオ君、円の前にカズが居る。
ちょうどみんなが席に着いたとき、先生が入ってきた。
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