2人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
聡「ある年の春。俺は高校生になっていた。母さんは数年前、病で倒れて死んだ。それ以来、俺は親父と一緒に過ごしてきた。気付かないうちに俺は不良になっていて、気づいたら親父は酒に埋もれていた。そしてある日の夜。友達の享と圭人と一緒に、家に帰るために道を歩いていた。」
コオロギなどの虫が鳴く音の中、
幕が上がる。
上手より、聡・享・圭人
笑いながら登場
聡「本当に最高だったな。」
享「ホントだよ。」
圭人「特にあれ。あれだ…。え~… 八百屋の商品ひっくり返した時のあのババアの顔!」
聡・享「あ~あれな。」
聡「あれはもう何とも言えなかった。」
聡 顔真似して笑い物にする。
圭人「そうそう、その顔だよ。」
笑い散らす。
享「まぁ、その後追っかけてきたけど、お前の足の速さにはやっぱかなわなかったな。」
聡「当たり前だろ。俺は学校一ヤンキーで学校で一番足が早いんだからな。」
享・圭人「聡マジサイコー!」
最初のコメントを投稿しよう!