Thrash Side

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「はぁ……それじゃ、富松」 そして、その四。 「はい」 中道君の一つ前に存する席の娘が凛として立ち上がる。 黒く長い髪がふわりと優しく揺れた。 ……相変わらず綺麗。 「x=4√2,y=3√5です」 「正解」 ワカメ先生が満足そうに呟く。 そして髪の綺麗な彼女は表情を微動だにせず、ゆっくりと着席した。  
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