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『咲!ハッピーバースディ!!』
眠たい目を擦りながらドアを
開けた私を待っていたのは
いつも以上に明るい竹兄だった。
あ、そうだ…
今日は私の誕生日か…
うっかり忘れてたな…
『あ!!絶対誕生日って忘れてたやろ(笑)』
竹兄に突っ込まれる。
竹兄はお隣に住む3つ上のお兄ちゃん。
って言っても血は繋がってないんだけど。
私が上京してこのマンションに住むようになってから仲良くなったんだけど。
とにかく優しくて。
いつも何かあるたびこうやって私の前にひょいって現れる。
『最近忙しくて誕生日なんて忘れてた…』
そう呟きながら竹兄を家に入れた。
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