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部屋の掃除やなんやらしてたらいつの間にか約束の時間の一時間前になっていた。
私は急いでクローゼットをあけた。
何来て行こうかな…
迎えにくるってことはどっか行くのかな…
何も知らされてないな。
結局、誕生日だからという理由で淡いピンクのコットンワンピースにカーディガンっていういつものラフな格好とは違う感じにした。
髪もアップにして化粧も同じく誕生日だからという理由でいつもより念入りにした。
ピンポーン♪
ちょうど用意が終わった時にチャイムが鳴った。
鞄を持って玄関を開けるとニコニコした竹兄が立っていた。
『おっ!かわいーじゃん!』
なんて言いながら私の頭をポンポンと叩く。
『もー!髪崩れるじゃん!』
なんて怒りながらもちょっと嬉しかった。
そして竹兄の車に乗ってどこに行くかも分からないままついていった。
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