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それから十分が経った。
『失礼します。お連れ様がお見えになりました。』
扉の向こうから定員さんの声が聞こえた。
『あ、通してください』
竹兄が言う。
その瞬間、扉が開いた。
深く帽子を被っていて顔が見えない。
『竹、遅なってごめん!』
そう言いながら帽子をとった。
『あ!この子が咲ちゃん?』
そう言って私の目の前にいたのは
私の大好きな亮ちゃんだった…
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