第1話 いきなりの入浴。

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第1話 いきなりの入浴。

目が覚めると男がいた。 何か、夢を見ていた様な… 見て無かった様な… 長い沈黙だった とにかく、そこに男がいた 寝ぼけたように、ぼーっとする頭… えーと ここは、何処? てか…寒い… 彼は必死に抵抗を見せたのだが・・・ 意識がしっかりして来たとき、彼は叫んでいた。 「知らない家で、いきなりシャワー なんて僕!!」 〔つよし〕はその瞳に恥じらいと、不安を混ぜた 色を浮かべていた。 男はその表情に気ずいていたのだが あえて、そしらぬフリをしながら彼をそっと 抱き抱えた。 まるで赤ん坊でも抱き上げる様に そっと・・・・優しく。 そう〔つよし〕がまだ、黄色くフワフワだった頃 同じ様に知らない叔父さんに抱き上げられた気がする 〔つよし〕が 「僕、肌が弱いんで、弱酸性の・・」 その言葉をさえぎる様に 冷たいシャワーを浴びせられた! 男はありとあらゆる所を 素手で洗い出した。 〔つよし〕は赤くなりながら下を向くしか無かった。image=384533226.jpg
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