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そいつは近くのバーにいた。
「よっす!」
声をかけ、相手が振り返る。
メガネをかけ、真っ黒な髪。襟足だけのばしているみたいだ。
なんつーか、黒い。
「……誰?」
「赫-aka-の創立者。」
「え…貴方がイチ?」
チームの奴等は俺を、イチとかリーダー、創立者等と呼ぶ。
一「あぁ。」
「俺は、ミカゲです。よろしくお願いします」
一「ん。よろしく。っつっても、俺もうチーム抜けてるけどな(笑)」
「イチさん、戻ってきてくださいよ~」
一「悪いが戻る気はない。」
ケンカして相手を傷つけるのはもう御免だ。
「ちぇ~…」
一「んで、ミカゲ。お前ソラを見かけたって本当か?」
ミ「あ、はい。人気のない路地裏でケンカしてるのを見ました。」
黒髪に青いメッシュ…
やっぱりソラだ。
一「そうか…」
とにかくソラがまだ此処に居ることがわかったから。
一「とりあえず、ありがとな、またソラ絡みで何かあったら連絡くれ」
ミカゲとメアドを交換する。
ミ「わかりました。何かあったら連絡します」
「わかりましたぁ~。」
店をでて、まだ寮にかえるには早いのでそこら辺の店をまわってみる事にした。
…そこで見知った人間を見つけた。
あれは……
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