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会長とソラとの出会いは俺のと似ていた。
お互いソラに助けられたようだ。
会長が話終わり、俺も自分の事を話した。
深「ソラはここ明来にいるんです。」
一「その情報はどこから?」
深「うちのチームの情報屋からです。」
俺はまだ転校してきたばかりだから、全校生徒の顔は知らない。
一「その情報はデマだと思う。」
深「…」
一「俺は生徒会長だから、ここの奴の顔と名前は一致している。…だか、ソラという奴はいない。」
深「…なら、何処にいるんだ。」
一「わからない。ソラについての情報はほとんどないんだ。」
そして二人は溜め息をついた。
一「何処にいるんだ…?」
そう呟いた会長はとても寂しそうな顔をしていて。
また生徒会室の空気が重くなった。
深「それじゃあ、俺はもう部屋に戻ります。」
鬘とメガネをつけて、立ち上がる。
深「この事は「秘密だろう?」」
深「はい。」
一「お前も俺が赫-aka-に居たと言うことは秘密にしろよ?」
深「わかってます。」
そうして俺は生徒会室を後にした。
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