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蒼「あれ?」
深「どうしたんですか?」
蒼「深月君…その怪我どうしたんですか?」
首筋にあるひっかき傷。
深「あ…えと、ぶつけたんです…」
ぶつけた…
普通ぶつけるか?そんなとこ
蒼「そっか。深月君ってドジっ子なんだね。気をつけて」
今は追求しないことにしよう。
深「つ、次。試合だからそろそろコートに行こう!」
蒼「そうだね」
ギャラリーを降りて、コートへ。
つーか、今試合してるの時雨達3年のクラスだ。
すごいな、時雨ファンの熱狂的な応援。
時雨カッコいいなぁ…
さっきからシュート決まってる。
ずるい。
その能力俺にもわけて下さい。
ピー
試合終了の鐘がなった。
時「ふー。あっちぃ…」
パタパタと手で扇いで風を作る時雨に近づき
蒼「おつかれ」
と、時雨にしか聞こえないようにいいコートへ。
「それでは、始め!」
監督の合図で、試合開始。
俺はあんまし、動かない。
動くと疲れて、汗でるし汗が出ると鬘が蒸れるんだよな~
簡単に言うと傍観者。
そんなん駄目だろっ、って思ったけど傍観してて一つ気がついた事があった。
それは試合という場を借りて深月君に嫌がらせをしている奴ら。
あからさま、ぶつかったり引っ掻いたり…さっきの首の怪我の原因はこれだな。
あー、最低…
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