体育祭

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…どうやら俺も敵視されてしまった様で、ちょこまかと周りをうろつかれる。 さりげなく、押したり引っ掻いたり足かけたり… 幼稚すぎるだろっ 早く試合終わんないかな。もぅ、逃げっぱなしでへとへと。 少しふらふらしてきたし。可笑しいなそんなハードには動いてないのに。 相変わらず、周りをちょこまか動く奴らはウザいし 苛々してきちゃいますよ? 蒼「ねぇ…ウザいんだけど」 可愛い顔した子の顔が歪んだ。 んー、可愛い顔が台無し。 「あんたの方がウザい。このダサ眼鏡」 可愛い顔とは裏腹に発言は可愛くない。 蒼「外見は関係ないでしょう。それより何で深月君にちょっかいだすのかな?」 こそこそと周りに聞こえないように。 「んなの、あのオタクが樹様の周りをうろつくからだよっっ」 蒼「樹…様?」 「副会長だよっ!あんた馬鹿?生徒会の皆様を知らないなんて本当馬鹿だね」 いやいや、生徒会知らないだけでなんでこんなにいわられなきゃなんないんすか? 蒼「生徒会ってそんなにすごい?神様じゃあるまいし君たちが信仰している意味がわからない。彼らも僕らと同じ人間だよ?」 ちょうどよく、ブザーがなった。 可愛い顔の人は何か言いたそうにまた顔を歪めていた。
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