体育祭

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聞きたい事は沢山あるけど、今はこいつらを排除しなきゃ。 蒼「深月君やっちゃっていいから」 一瞬驚いた顔をしたけど、すぐ理解したみたいで深月君の表情が引き締まった。 それから二人で殴って蹴って… 蒼「ちょ…まって…限りなく頭がいたい。はぁ…」 深「ソラ大丈夫っ?」 蒼「つか、何でソラって……」 駄目だ意識が… 頭がズキズキと痛む。 も、無理。 ―――― ―― 深月side 試合中蒼が俺をかばってくれた。そのせいでこんな状況になってしまったんだ。 というか俺がこんな体育館の裏なんかに連れてきたのが悪いんだ。 ただ迷惑をかけたくないと思ったからで… その結果が今に至る。 さらに迷惑をかけてしまった。 蒼がケンカが強いとしってびっくりした、そして戦い方がソラに似ていることにも。 俺は手も足も出なかった 蒼の華麗な動きに魅了されていて まさか本人だとは思わなかった… 深「…蒼?」 あれ? 返事がない 蒼の顔を覗きこむと顔が赤い。 鬘の長い前髪で見えなかったけど…蒼って肌白い。 今は赤いけど…って、しみじみしてる場合じゃない 赤い頬っぺたは熱を持っていて、蒼の息づかいが荒い。 これは熱があるよね…
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