体育祭

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蒼が被ってた鬘はケンカしたせいで汚れているし眼鏡はレンズか割れた。 そして俺らのジャージには血が… とにかく 保健室に行かなきゃ… でも俺運べねぇ… 蒼より小さいし。 誰か、 そうだ… 深「蒼ちょっと待ってて」 俺はもう一度体育館へ向かった。 体育館へ入ると試合が始まっていた 会長は何処だ? ギャラリーには居ない 深「…何処?」 あ、あそこだけ人だかりが凄い あれか… 深「会長っ」 人だかりを掻き分けて前へ進む。 深「会長っっ」 みんなの視線が俺に向けられる うっ… 怖いな、これ 一「どうしたんだ…お前それ…」 会長は俺の格好をみて、顔色を変えた。 深「会長…いいから来て」 ここじゃ話せないし… 一「わかった」 周りからのブーイングが激しいが今は気にしてられない。 会長を体育館裏に連れていった。 その光景をみた瞬間の会長の顔は間抜け面だった イケメンはどんな顔してもイケメンですね 一「何でソラが?」 深「それは後で説明します。それよりソラ熱があるんだ…だから保健室に運んで下さい。俺じゃ運べないし…」 一「わかった」 会長は壊れ物を触るように優しくソラを抱き抱えた。 が… 保健室のベッドは満杯。 この暑さの中外でやっていた人は熱中症にかかったみたいで、次々と倒れていったみたい。 ここにいるやつはみな温室育ち、体力そんなにねーよな… 一「仕方ない…」
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