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一「…俺の事覚えてるか?」
ソラは覚えているだろうか?
蒼「俺…会長と会ったことありましたか…?」
なんとか思い出そうとしているみたいだ
そんなソラの手を掴む
袖を捲ると、うっすらあの時の怪我が見える
一「ごめん」
白く細いその腕に傷をつけてしまった…
蒼「ぁ…」
一「ん?」
蒼「会長…もしかしてあの時ヤクザに絡まれてた人?」
一「ご名答。…あの時はありがとうな、助かった。腕…少し後が残ってしまったみたいだな」
蒼「気にしなくていいです。俺が勝手にした事だし。それより髪の色変えたんですね?」
だから、気づかなかったんだとソラは一人納得した。
一「あぁ。俺も赫-aka-を脱退したしな。だから髪の色を黒にしたんだ」
蒼「そうなんですか」
一「お前は蒼色が好きなんだよな」
"蒼が好き"と以前聞いたことを思い出した
漆黒に染まる髪に入った蒼色のメッシュ
そこを触ると蒼はくすぐったそうに身を震わせた
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