4618人が本棚に入れています
本棚に追加
/195ページ
立ち上がりドアをあけると少し息をきらした時雨がいた
蒼「時雨、来るのはやi…わっ」
来るの早いね、と言いたかったが時雨に急に抱き締められ言葉に出来なかった。
時「体調は大丈夫なの?」
時雨は抱き締める力を緩め、俺に尋ねた。
蒼「え、なんでそれ知ってるの?」
時雨には言ってないはずなんだけど…
俺は顔をあげ時雨を見る
時「実は――」
風紀委員は、体育祭中強姦・喧嘩等が起こってないか見回りをしていた
そこで体育館裏で数人の男がくたばっているのを見つけたらしい。
何があったのかそいつらに話を聞いたらオタク二人にやられたと聞いて脳裏に俺がよぎったらしい。
それで俺の事が心配になって、俺のクラスに行けば俺が急にいなくなったと聞いて、探しに行ったが見つからず。
途中保健室に寄り、怪我人とかでてないか聞き、それで俺が熱を出したって知ってたらしい。
蒼「心配かけてごめん…」
時「元気ならそれでいいよ」
そう微笑み、また抱き締められた。
俺も感謝の意味をこめて抱き締めかえした。
最初のコメントを投稿しよう!