秘密

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逞「大丈夫」 蒼「そうですか…」 真っ赤になったり、笑ったり… よくわからないな。 キーンコーン… カーンコーン… 蒼「あ、予鈴…」 逞「…戻ろうか」 俺は急いでウィッグと眼鏡を着用した。 蒼「先輩、本当に他言無用でお願いします。」 逞「…わかった」 蒼「ありがとうごさいます」 逞side 保健室であった時は前髪が無くて。 なのに今日食堂でみた鹿目蒼は前髪があった… サンドイッチを食われたらしく、ぐずっていた君に近寄って自分のサンドイッチをあげた。 うん、やっぱり鹿目蒼だ。 前髪が気になったけど、人がいたし…俺は休憩しようと中庭のベンチへ向かった。 暫し、横になっていたら 誰か近づいてきたので起き上がると鹿目蒼がいた。 今は二人きり。 前髪の事聞いていいだろうか… 思いきって聞いてみた、鹿目蒼はめちゃくちゃ慌てていた。 気になって仕方がないので、問い詰めてみた。 諦めた君は、ウィッグを着用していると言った。 なぜ? と疑問符が浮かんだ。 問い詰めてみたら、昨日見たく表情が曇った。 そーいう顔は見たくなかった。 だからそれ以上は聞かない事にする。 でもウィッグをとった姿が見たかったから、かわりに…と頼んでみた。
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