"ソラ"

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それがソラとの出会いだった。 歳も本名も住んでる場所も知らない奴。 そんな奴に多分俺は惚れてしまったんだ… それから会うことはなかった。 俺も成長し、"赫ーakaー"の頭の座を信頼できる奴に譲り、髪の色を黒にそめ。 また何処かでソラに会えたらいいな。 そんな思いを胸にしまいこみ、普通に生活している。 ソラの話は樹にしかしてない。 こいつはやや、毒舌な所があるが、信頼出来る奴だ。 "ソラにまた会えるといいですね"と言い残して樹は生徒会室を後にした。 蒼に興味をしめした訳は…多分どことなくソラと重ねてみえたからだろう… 眼鏡をとった姿は可愛かったし。 だが、そのうち興味も失せるだろう。 多分樹もそれを分かっていたんだろう。
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