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白石side
俺は光を引っ張って、校舎裏まで連れてきた。
告白する定番の場所やけど…
勇気や勇気!!
男は言わなあかん!!
「光!」
「は、はい!」
「……好きや。」
「えっ!?」
俺は光を体育館の壁に押し付けた。
なんや俺…いつもとちゃうよ!?
強引っちゅうか…積極的っちゅうか…
光の前…やからかな…
「初めて会ったあの日から、お前が好きやった。
…一目惚れ…やな。」
「し…白石部長…」
「…ダメや。
白石部長やなくて、"蔵之介"や……呼んでみ?」
「ふぇっ…!?
く…くら、のすけ…」
かわいいわ…
そんな上目使い、卑怯やで…
「光は…?」
「えっ…?」
「俺の事、どう思うとるん?」
「わ…私は…」
私は?
「く…蔵之介が好きです!」
「!!?」
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