はじめ

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「きもだめしぃ?」 ちなみに、今は12月の中旬である。そんな今日、またしてもハルヒの思いつきが宣言された。 「そう、肝試しをやりましょう!」 「…こんな真冬にか?」 「夏にやったって出なかったじゃない」 待て、なにがだ? 「幽霊よ、幽霊。夏は出ないかったけど、冬にやったら出るかもしれないじゃない?」 学校に泊まり込んでやった七不思議のこと言ってんのかお前は。(←ゲームの直列参照) あれはお前が見てないところで俺たち(主に長門)が頑張って隠滅してたんだよ。 とは死んでも言わない。 「だから、今日の夜9時、ここで待ち合わせよ!遅れたら幽霊のエサにしてやるんだからね!」 無視かよ! …てかエサはいやだな。けど… 「俺…パス」 「え?」 「巡回してる人に見つかったら終わりだろ。それで成績に響くとかになったらたまったもんじゃない」 ただでさえ成績が危なっかしいのに、そんなことまでしていると知れたら、進級できないどころか学校を退学させられてしまうかも知れない。 だが、それよりも、なによりも…
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