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次の日。
あたしはいつも通り教室に入った。
「あ、わかにゃんー!おはよ♪」
「由依、おはよう。」
由依は、今年同じクラスになって仲良くなった女の子。
バトミントン部のエースで、癒し系。
「ねぇ、わかにゃん。」
「なに?」
この呼び方ももう慣れた(笑)
「えっちゃんと、なべなべが付き合ってるの知ってた?」
「あー昨日聞いた。」
「今日みんなの間で噂になってて‥‥」
由依がそこまで言った時、ちょうど教室の扉が開いた。
「おっ、来たな拓哉!!」
渡辺くんと仲のいい男子数名がひやかす。
「エリカ、おはよ♪」
「えっちゃーん!あたし聞いてないよぉ?」
「あはは、おはよ。」
その後もエリカは冷静で、女子からの質問も受け流していた。
「エリカ、飯一緒いい?」
お昼を食べていた時、渡辺くんとその友だち2人がやってきた。
「あー、2人ともいい?」
「うん!」「もちろん♪」
こうして、これからほぼ毎日この6人で食べることになった。
「あ、自己紹介!あたしは、桃原由依♪」
「植木若菜です。」
「佐藤トモキと、このメガネが倉谷カツミね♪」
「勝手に俺の名前言うなよ、バカ猿。」
みんなにぎやかでおもしろい人ばかりだった。
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