*プロローグ-流石屋へようこそ!-

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 ̄  はっきり言ってしまうと独り言を言いながら自転車で走っていく姿はなかなかの不審者っぷりだ。肩まではあるであろう長く黒い髪と全体的に黒い服装が尚更それっぽさを醸し出していた。 ('A`) ナニカヒドイコトイワレテイルヨウナ ('A`) マァイイカ ('A`) キコキコ ←これは自転車を漕ぐ音。 ('A`)「……あーにしても、本当に遠いぜ。日頃動かないから運動にはちょうどいいけどな……っし、とうちゃーく」  ぽつん、と森の中に可愛らしい外見の建物が建っている。これがドクオが目指していた『流石屋』だ。  正面から見て向かって右側が貸本を左側でカフェを経営している。 →
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