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「じゃあどうするんです?土方さんは蘭花さんを逃がしてやれますか?蘭花さんは処刑されたいですか?」
「「う…」」
二人は同時に息詰まった。
どちらも飲めない要求である。
勝った、とばかりに沖田は笑い、蘭花を土方に手渡す。
「じゃ、頑張ってくださいね」
ひらひらと後ろ手に手を振って、沖田は歩き去った。
部屋には気絶した隊士と、蘭花と土方。
「いつまで抱いてんだコノヤロ~」
「ぐぇっ!」
一番早く正気に戻った蘭花が土方にアッパーを食らわせ着地する。
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